2014年3月14日金曜日

国際女性デー余市集会に瀬野尾先生が講演!

国際女性デー余市集会に瀬野尾先生が講演!



3月14日、余市町中央公民にて、余市母親連絡会が主催する「3.8国際女性デー 余市集会」が開催され、34名が参加しました。


今年のテーマは「認知症」についてで、余市診療所の瀬野尾先生が講師を努めました。


自分の家族が「認知症」になったら・・という不安の声が多くあり、今回のテーマになった経緯がありました。


最初に瀬野尾より、「認知症」というのは、どのような状態のことだと思いますか?思っていることを、今日参加している周りのみなさんと話し合ってみてください、と振るとみなさんからは、「忘れっぽくなった」「名前が出てこない」などの意見が上がりました。


先生からは、日常生活上の変化に「認知症?」と最初に気づくのは、医者や看護師ではなく、側にいる「家族」であることが話されました。


「認知症」の具体的症状の説明では、身体が動くのに、その行為ができない事(服が着られない)や、見えているのに認識できない(道を間違えるなどなどを話すと、参加者からは、「あ~そういうこと」など、あちこちでうなずく方も。


「認知症」は4つのタイプがあり、その中で「アルツハイマー型」がもっとも多いことや、「認知症」の行動や、心理症状も学び、関わり方では、その人の個別性を踏まえ、関わりを通して、その人が今どのような体験をし、そう感じているか、周囲の人が理解し支えようとすることが大切と話されました。


夜中に「徘徊」する家族を怒るのではなく、大変かもしれないけど一緒に歩いてあげることや、部屋の中を明るくしてあげることなどで、「徘徊」が減っていった例もあることも話されました。


参加者からは、食事を食べないデイサービスの利用者に対して、どのように接し、促したらよいのか、相手に合わせることなんて簡単にできないなどの質問や意見も出ました。


興味のあるテーマとして、大変有意義な講演となりました。








0 件のコメント:

コメントを投稿