2013年7月31日水曜日

新着情報





医師紹介

勤医協余市診療所 医師紹介



<瀬野尾智哉>



【出身地】
札幌市

【出身大学】
旭川医科大学

【好きな食べ物】


【役職】
勤医協余市診療所 所長

【専門・資格・所属学会】
日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医
日本内科学会認定医


【自己PR】





<濱野貴通>

【出身地】
山口県下関市

【出身大学】
旭川医科大学

【好きな食べ物】
りんご、ぶどう

【役職】
勤医協小樽診療所 副所長
勤医協伏古10条クリニック小児科

【専門・資格・所属学会】
日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医
日本内科学会認定医
日本小児科学会専門医
日本在宅医学会

【自己PR】
もとは小児科医でしたが、成人の方の診療まで幅広く行いたい思いがつのり、いつのまにか家庭医療の魅力にどっぷりつかっています。
赤ちゃんから悩める中高生、子育て世代、そしてご高齢の方まで、お困りのことがあれば何でもご相談ください。



<寺田豊>


【出身地】
大阪府

【出身大学】
札幌医科大学

【好きな食べ物】
もちろんカレー

【役職】
北海道勤医協家庭医療センター センター長
勤医協黒松内診療所 所長

【専門・資格・所属学会】
日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医

【自己PR】


リフォームはおまかせ!



2013年7月29日月曜日

黒松内ビーフ天国で黒松内職員と交流会と健康チェック

黒松内ビーフ天国で黒松内職員と交流会と健康チェック




 7月27日・28日の2日間、黒松内町のイベント「ビーフ天国」が開催されました。

 1日目は、余市から参加した8名の先発隊とステージや花火を楽しみながらの交流でした。

 黒松内はあいにくの雨でしたが、2日目は、余市からの後発隊2名も加わり、会場内に設置されているテント内で、黒松内診療所の「青空健康チェック」に参加しました。

 余市診療所からは、機械を持ち込んでの骨密度測定をおこないました。あいにくの雨模様で、イベントの入りは多くはありませんでしたが、約30名の方が健康チェックに訪れました。

 空き時間を利用して、会場内のバーベキューで交流しました。職員間の繋がりで、いろいろな院所から職員がイベントに駆けつけてくれたようです。

 余市から参加した職員3名が、ステージでおこなわれた地元の牛乳をほ乳瓶で飲む、早飲みチューチュー大会(?)に参加。見事、瀬野尾先生が優勝し、地元の有名ブランドのハム・ウィンナーセットをゲットしました。


 雨の中で、みなさんびしょ濡れになりながらも、楽しい健康チェックと交流会になりました。








2013年7月22日月曜日

初期研修医研修受け入れ最終日

初期研修医研修受け入れ最終日

研修受け入れ最終日のプログラムは、一般外来研修、余市町地域包括支援センター訪問、振り返りのプレゼンでした。

余市町の地域包括支援センター研修では、余市診療所の患者さんでもあるMさんの自宅の訪問にも同行しました。奥さんを亡くされてから独居で生活しているMさんは、高齢で100歳になります。とてもしっかりしていて、日課で豆本制作をされています。同行した担当のケアマネージャーから、Mさんの日常のサポート内容を聞くことができました。研修医の先生も、Mさんのしっかりした様子に感心した様子でした。

午後の診察が終わってから、プレゼンで振り返りをおこないました。北海道に来ることになったきっかけになった先輩の言葉や、初日から研修医である自分にやさしく声をかけてくれたこと、仁木の包括支援センターの保健師さんとの患者訪問では、患者さんの生活の実態がよくわかったことなど、初日の報告をおこないました。

2日目の果樹園での地域を知る体験実習では、野菜や果物を育てるM夫妻の食の無農薬野菜を作るようになった安全へのこだわりを知ったとのことで、果樹園体験や余市の風景が非常にリフレッシュできたことなどを報告しました。

また、外来実習で高齢者の診察を行う中で、今の生活機能を維持していくための問診を意識して行うようにしていくことが重要だと認識できたこと、それを介護の分野や、地域の保健師さんやケアマネージャーなどがサポートしていることなど、地域が支えていることを報告されました。


最後に、余市で実習できたことで、優しい職員のみなさんや、友の会会長宅の番屋を改造した場所での懇親会の様子など、余市の風景にも癒され、故郷を思い出したことを報告しました。ちょっと、ホームシックになった印象でしたが、報告を受けた職員からも、先生に励ましのエールを送りました。

指導医の寺田先生からも、病院では体験できないチーム医療を余市で体験して頂いたことや、多くの人との関わりの重要性を余市で体験できてよかったことを報告していただきました。


最後に、修了証をお渡しし、果樹園研修でいただいたサクランボも手渡され、4日間に渡る実習を終了しました。また来週から元気出して研修に励んでほしいと、職員に見送られながら余市をあとにしました。




2013年7月19日金曜日

初期研修医研修受け入れ3日目

初期研修医研修受け入れ3日目

研修受け入れ3日目のプログラムは、労災リハビリ体験、一般外来、訪問診療、勤医協在宅との合同カンファレンスでした。

中央病院の研修ではなかなか診ることのできない慢性疾患管理について学ぶ機会を持ち、どのようなフォローをしているかなど瀬野尾所長からレクチャーがありました。

カンファレンスでは勤医協在宅との連携による患者さんの状況の把握や今後の方針の確認を学んでもらいました。

夜は、よいち健康友の会会長の安達さんが、お休み処「茶話」という宿泊施設を営業しており、そこで歓迎会を開催しました。余市の番屋を再現した施設になっており、とてもよい雰囲気でした!







勤医協余市診療所 今週の診療体制

勤医協余市診療所 今週の診療体制

7月22日からの診療体制表を掲載します。
7月22日(月)午前・午後瀬野尾医師不在予定となります。
7月24日(水)14時30分から寺田医師不在となります。

よろしくお願いいたします。




2013年7月17日水曜日

初期研修医研修受け入れ2日目

初期研修医研修受け入れ2日目


研修受け入れ2日目のプログラムは、果樹園を訪問し作業を手伝いながらインタビューやライフストーリーの聞き取りを行う果樹園体験、一般外来と労災外来の研修でした。





 今回の果樹園体験でお世話になったのは、山田町に住むM夫妻、それとお手伝いに来ていたMさん。
研修医と指導医の寺田先生、事務長の熊谷でおじゃましました。

 最初は、前日血圧が高かったという奥さんの血圧を測定。「今日は大丈夫ですね。」と一安心の奥さん。

 奥さんは、主に色々作っている畑を担当し、ご主人は、サクランボやブドウなどの果物を担当しているとのこと。作業場には、サクランボの大きさを選別する穴のあいた定規のようなもので、大きさ別にパックに入れられたサクランボが並びます。

 さっそく、準備していただいた草刈りから開始でした。農園は、農薬を使用しない無農薬野菜、果物の栽培に取り組んでいます。これから唐辛子を植えようとしている畑は、除草剤が蒔かれていないため雑草が生い茂ります。これを、普段持つことのない鍬やシャベルで掘り出す作業が始まりました。Mさんの説明では、一度とっても、またすぐ芽が出てくるので、何回も草刈りをするのだとのこと。我々のために用意してくれていたスペースは、長い農作業のほんの一瞬の作業なのでした。このほかに、スコップを使ってニンニク掘りもやらせてもらいました。ニンニクの葉はネギのように伸びていて、素人がみてもこれがニンニクとはわかりませんでした。

 色々な野菜を作っていますが、果物はサクランボとブドウがメインです。M夫妻は、農家をやりたくて、定年退職した後、今の家付きの土地を買い、すでにあったサクランボの木の他に、自分で木を植えて育てたそうです。サクランボはちゃんとした実ができるまで8年かかったとのことでした。サクランボの種類事や、苦労話も聞きながら、実をカゴに詰めていきましたが、暑い中での作業は結構汗をかき、慣れた人でも1時間作業したら、すぐ休憩しないと熱中症などで倒れることもあるとのことで、注意が必要とのことです。3年ほど前に流行った「灰星病」というサクランボの病気は、インフルエンザのように一度拡散してしまうと大変なことになるので、そのサクランボを発見するとそっともぎ取り、別の容器に移す作業も同時に行っていました。私達がその作業をしようとすると、ヘタにさわらない方がよいとのこと。慣れない方がやると、胞子を飛ばしてしまい、他のサクランボへ移してしまう危険があるそうです。

 多くの農園でのサクランボ狩りは、面白さにサクランボと次の新芽を採ってしまうことが多く、これには参るとMさんも苦笑い。指導医の寺田先生はどうやらサクランボの南陽がどれかを知りたい様子。

 Mさんは、佐藤錦は一番人気だが、甘いのは南陽の方で、これはサクランボ狩りをさせていないとのこと。1粒100円もするとのことで、遠慮しながら数粒試食しました。やはり、甘くてすっぱみがなく、高級感のあるサクランボでした。


 作業場では、奥さんから「食」へのこだわりが話されました。昔、学校給食で食事を作っていた時も、子ども達に安全な食べ物を提供したく、農薬をなるべく使用していない物を選んでいたこと、食べ物は出来る限り自分で作った無農薬の物にしたくて、農家を始めた事、お米も専用の方が作る物しか仕入れない事など、色々なこだわりも話されました。無農薬で育てるということは、やはり虫は大敵。お話の最中も、チョウチョウが飛んでくると、虫取り網を持って、サッと追いかけていきます。チョウチョウがせっかく育てた野菜の葉に卵を産み付け、青虫が発生するのを防ぐためだとのことです。以前、赤く熟したトマトに青虫が食べていたところを捕まえると、青虫が赤虫に染まっていたこともあったと笑っていました。話しの途中にもチョウチョウが・・・。これは、研修医の出番とのことで追ってもらい、ゲットしてもらいました。これも農家にとっては大事な大事な作業なんです。とにかく朝は虫の点検から始まるのです。

 わずか3時間程の作業とお話でしたが、いっぱいお話を聞くことができました。体験前には簡単に考えていた農作業でしたが、実際は、いろいろな作業が多く、こだわりもあって、果てしなく続く仕事なんだなあと農家や果樹園を営む人々の苦労を知った一日でした。

 ところで、果樹園体験が故郷での体験を思い出したらしく、もう一度体験したいと切望されていました。



2013年7月16日火曜日

初期研修医研修受け入れ1日目

初期研修医研修受け入れ1日目



7月16日(月)から4日間、勤医協中央病院初期研修医2年目の医師が余市診療所に研修に来ています。

1日目の午前中は、患者送迎に同行し、迎えに行った患者さんの問診や診察を行なってもらい、主治医意見書の記載方法の学習を行いました。

お昼は診療所のすぐ近くでコミュニティレストラン・B&Bをされている余市テラスさんに行き、ランチを楽しみました。余市でとれた野菜で健康によさそうメニューでお腹いっぱいでした。

午後からは、余市のとなり町の仁木町の地域包括支援センターに訪問し、保健師さんから仁木の保健行政のお話や患者さん訪問の同行を行いました。
65歳以上の高齢者の状況のフォローをしっかりと行なっていたり、急病や災害に備えるための救急医療情報の配布をおこなっていたりするなど、ほかの市町村ではみられないとても素晴らしい活動をされていることがわかりました。







2013年7月2日火曜日

老人ホームにれの木で「熱中症予防」の学習会開催!

勤医協余市診療所の2階にある「老人ホーム にれの木」では、年2回程度、入居者を対象とした運営懇談会を開催しており、この懇談会の前には、学習会をおこなっています。今回は、初夏に入り暑くなってきていることから「熱中症を防ごう!」というタイトルで、月曜日に余市診療所の外来の応援に来て頂いている、濱野貴通(ハマノタカユキ)先生に講義をお願いしました。




 最初に濱野先生から、自己紹介があり、山口県出身で旭川医大を経て、医学の道に進み、小児科を選考するも、子どもに付き添ってくるお母さんの様子も気になり、家族を診るという視点に注目した総合診療・家庭医というものに興味が湧き、現在はその研修をおこなっていることをお話しました。スライドでは自分の二人のかわいい子どもさんも紹介し、「かわいいでしょ?」と相づちを求める場面があり、和気あいあいかになったところで本題に入りました。




 人の体は、どれくらいの水分を保持しているかを説明するにあたって、子どもをタレントの福くん、成人は俳優の福山雅治さん、高齢者は黒板五郎役の田中邦衛さんをスライドに登場させ、高齢になるに従って体の水分量が50%と減っていくことを説明しましたが、これだけでも入居者のみなさんのつかみはバッチリでした。




  先生からは、熱中症予防の5箇条、治療の5箇条を詳しく説明しました。その中で、高齢者は、脱水している事が気づきにくい事で症状を重くしている事や、日頃から水分を補充しておくことが大事、つまり「渇く前に飲む!」ことを心がけておくようにするとよいでしょうとお話しました。お部屋に温度を下げすぎず、上げすぎずの目安にする温度計の設置が望ましい事や、「久しぶり」となる急な気温変化の激しい時期には、天気予報の情報も大事だと話されました。水分補給では、冷たい水や吸収のよいスポーツドリンクがよい事や、1㍑につき、1~2g程度の食塩を入れた水もよい事、朝、最初に出るおしっこの色が濃い場合は、脱水症が疑われることなども丁寧にお話しました。






 最後に、世の中、明日何があるかわかりませんとして、電話の側に緊急時の連絡先を貼っておくとか、居間やいつもいる場所に連絡先をはっておくといい事、気分の悪い時は、無理しないで病院にかかることもおすすめしました。